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酸化と還元


電子を奪う活性酸素と補給するマイナスイオン

 がんをはじめ、いろいろな病気の発生原因が活性酸素の仕業であることは、最近 の医学では一つの定説になっています。活性酸素がどのようにやってくるのかを、 身近な例で考えると、まず紫外線があります。

 では、紫外線がどうして皮膚がんを作り出すのでしょうか。紫外線によって四種 類の活性酸素が発生します。

①スーバーオキサイドラジカル ②過酸化水素 ③ヒドロキシルラジカル ④一重項酸素  といった活性酸素です。

 活性酸素は人間の細胞膜から侵入し、細胞の核にまで攻 撃を仕掛けてくるということです。

 スーパーオキサイドラジカルの「ラジカル」という意味は、過激なということ。

 わかりやすくいえば「ゲリラ」です。もっと言い方を変えれば、ゲリラ的な泥棒と いっていいでしょう。何を奪うのかというと、「電子」です。

 これら四つの活性酸素は、みんな電子を一つしか持っていませんが、活性酸素が 安定するためには電子が二つ必要です。電子が二つあるときはゲリラにならずにお となしいのに、一つだと暴れまわって、どこからか電子を一つ奪ってくる性格があ るのです。

 電子を細胞核(DNA)のなかから奪ってしまうのです。これによってDNAの 結合の一部が狂ってしまいます。その狂った結合が、あるときにはがんの発症につ ながるのです。 

 いまは地球環境がひどく悪化している時代ですから、昔の紫外線とは降ってくる 量が違います。それなのに夏の海岸でがんがん肌を焼いていたり日焼けサロンに通 っている若い人をいまだに多く見うけます。若いからいいなどとはいっていられま せん。皮膚がんになったり、がん細胞が転移することも十分にあり得るわけです。

 昔のように気軽に肌を焼いて健康的に黒くなろうという時代は終わったのです。 自分の体は自分で守っていかなければなりません。では、どう守っていくのか。ま ず抗酸化物質、さらに活性酸素に"電子"を与えられる物質を体内に取り込む、こ れがポイントになります。

 ロシアのチェルノブイリ発電所事故の例にもあるように、原子炉からとび出した 放射線を浴びて発症する白血病にも、食べ物による予防があり得ます。たくさんの 電子を奪われた末の病気なのだから、理論的にはそれに負けないほどのたくさんの 電子を供給する食べ物を摂ればよいわけです。

 電子をたくさん持っているビタミンC、ビタミンE、べータカロチン、ミネラル 水(ロックミネラル)といった抗酸化食品がその代表格といってよいでしょう。これ らのビタミン、ミネラルを多量に含んだものを摂ることで、活性酸素に立ち向かう ことができるのです。

出典 マイナスイオンの秘密 菅原明子


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